テーマ あつい

誰でも本屋システム、今回のテーマは

 

あつい

 

です。

 

今年の夏は暑くないじゃあないか。うるさい!

暑いと思えば暑いんだ!あついあつい!!

しゅうぞーーーーーーーーーーーーーーう!!!!!

 

と、なってしまうことを見越して

今回のこの「あつい」本特集、手を打ってあります。

 

「あつい」

こちらの言葉の漢字変換は各自おまかせでお願いしようと思います。

つまり、「暑い」「熱い」「厚い」「篤い」などなど、皆様ご自由に選んでいただく方式になっております。

もはやご自由に「創って」いただいても結構です。

「あつい」と書いて「◯◯」と読む、その心は?的な大喜利に発展させていただくのも大歓迎。

あるいはポンコツPCのヘッポコ予測変換で素敵な「あつい」と運命の出逢いを果たしていただくのも趣深いかと存じます。

 

 

ということで今回の軸本

というより、「厚い」代表のご紹介です(各意味ごとに集めて決闘させようかな)。

 

ナショナリズムの由来』

大澤真幸(講談社)

www.hanmoto.com

 

こちらは僕が修論を書いた際に大変参考にさせていただいた本でございますが、とにかく厚い(箱入りなんです)。下は自前の画像ですがご参照ください。

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1枚目→隣には修論で主に扱ったG・オーウェルの『1984年』があります。その他の本と比べても破格の厚さであることがわかります

2枚目→本以外のものと比較してみました。ギタースタンドが軋みました。

3枚目→書見台にセットしてみましたが明らかにおかしいです。たぶん使い方が間違ってます。

 

ちなみにスリーサイズは上から

D: 6.0

W: 15.5

H: 22.0

となっております。豊満なボディー。もはやファビュラスさまで感じます。

 

僕はこの本と、修論執筆時にはとても多くの時間を共に過ごしました。全877ページ。朝から晩まで、寝るときも枕として使ってしまうほど、親密な仲になったのです。

 

それはまるで中学生の修学旅行の夜のような日々でした。

 

セキグチ「『ナショナリズムの由来』は好きな人とかいないの?」

ナショナリズムの由来』「んー、今はいないかな。あんまり私から積極的にいけないっていうか、いかない方がいいみたいだし」

セ「まじかー、箱入り娘かよー」

『ナ』「あ、でもなんか最近すごい目線が合うっていうか、私のこと好きなんじゃないかな?って感じる人はいるの」

セ「激アツやん。誰よ。秘密にするからさ」

『ナ』「安◯晋◯くん。あと他にも隣のクラスとか違う学校の人からも視線を感じることが多いかな」

セ「ん?」

 

 

笑えない冗談はさておき。

 

ものすごい厚くものすごい密度のある本なので、読むのはなかなかに骨が折れますが(そしてお金も吹っ飛ぶ。見た目通り辞書のような値段)、そのぶん得るものも多い本となっております。

 

それでも読む(買う)勇気がないお客様は、まずはお部屋ででんぐり返しを30回ほど連続で行ない、回転体となってしまった自らを壁におでこを強打することで止めていただいてからもう一度この『ナショナリズムの由来』について考えていただくと、気づいた時には財布から樋口さんが1名ほどお逃げになっておりますので、だったら野口さんも一緒に行かせてあげないと一葉ちゃん寂しがっちゃうわね、旅は道連れ世は情けよね、ほら、お行きなさい、というように、もう一冊違う本をお持ちになってこの夏をお過ごしください。

 

 

 

それでは、皆様の「あつい」本をお待ちしております。

投稿の仕方などについては下記エントリーをご参照ください。

lighthouse 使い方 - Notes on the edge of paper