誰でも本屋「光」

海を照らす光 

M・L・ステッドマン/古屋美登里 訳(早川書房)

http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784151200885

 

 

暗い時代の人々 

森まゆみ(亜紀書房)

http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784750514994

ついに再び暗い時代へ突入した日本。だがかつての暗黒の時代も光が全て消え去った訳ではない。灯された微かな、しかし輝かしい光を放った人々を私達が忘れない限り、まだ希望は…
「暗い時代」を認識せよ。全てはここからだ。

 

 

裸足で逃げる:沖縄の夜の街の少女たち

上間陽子(太田出版)

http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784778315603

光あれば影もある。注目の「質的調査」に基づく社会学の成果。彼女(/彼)らに人生はこの道しかないのだろうか。この著者にしか描き得ない日本の現実。 ここに「あったかもしれない私」を想像することから始めよう。

 

 

踊る光

トンケ・ドラフト/西村由美 訳/宮越暁子 絵(岩波書店)

http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784001156669

光をリズムに溶解させながら、それは幻惑剤なのだと主張しているかのように、上質な浮遊感と読後感を提供してくれる短編集です。そしてファンタジックな世界観とは対照的に、作者の創作人生の如き「暗さ」をも際立たせる、正に光の書です。

 

 

オーデュボンの祈り

伊坂幸太郎(新潮社)

http://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784101250212
強すぎる光は暴力にもなります。コンビニは夜を明るくするし人を殺せる。けれど朝の光で気持ち良く目ざめることもある。そんな両極を人間も持っているのではないでしょうか。残虐さの描写の裏に、人間への希望と愛が詰まった小説だと思います。